どんなサービスか
選挙対策本部の運営に必要な情報を、ひとつにまとめて管理するプラットフォームです。後援会員の氏名・居住エリア・役職を一元管理し、配布・架電・受付などのチームごとの管理や、チーム内のチャットにも対応します。簡易帳簿と集計グラフで会計を管理でき、定数・改選数・目標得票数などの選挙データも扱えます。配車や受付当番の予定は、カレンダーで共有できます。選挙対策本部・政治団体向けに、ライセンス提供も行っています。
はじめに
「こちら選対本部」は、選挙の現場で必要になる作業を支えるためのサービスです。私自身が市議会議員選挙を経験するなかで、システムにできそうな作業が数多くあることに気づいたことから生まれました。その後の県議会議員選挙では、このサービスを実際に使っています。
実際の選挙で使い、現場から出てきた改善点を次の選挙に生かす。そうして育てている開発事例として、経緯をご紹介します。
きっかけ
きっかけは、市議会議員選挙を実際に経験したことでした。
私自身は一人で選挙を運営していましたが、他の陣営では多くのスタッフが活動していて、情報共有に苦労している様子を目にしました。そこで、「こういうツールがあったらいい」と思いました。
とくにポスター貼りは団体戦です。誰がどこを担当し、どこまで進んだのか。情報の共有が大切になるため、システム化で改善できる余地が大きいと感じました。ポスター貼りのほかにも、選挙事務所の受付事務、手紙、架電、会計事務など、サービスにできそうな部分が数多く見えました。
なお、選挙カーについては、私の選挙では使っていません。実際に使う方へのヒアリングを、今後行いたいと考えています。
実際の選挙で使ってみて
ポスター貼りの分担の機能と、証紙貼りの進捗の機能は、その後の県議会議員選挙でとても役に立ちました。証紙貼りとは、選挙ビラに一枚ずつ、証紙と呼ばれるシールを貼る作業のことです。
選挙の実務を経験していたことが、サービスの使いやすさを高めるのに役立ったと感じています。選挙向けのシステムをただ作るのではなく、実際の選挙で使いながら改善していける点が、このサービスの特徴です。
実戦で分かったこと
使ってみると、新しい課題も見えてきました。
ポスター貼りでは、掲示板までのナビ機能がほしいという声がありました。スタッフ間の情報共有については、専用の機能よりも、普段使っているチャットで済ませてしまう傾向があります。しかも、スタッフによって使っているSNSや連絡手段は、Facebook、Instagram、LINE、電話などバラバラです。
そのため、もっと手軽に導入できる形にする必要があると考え、アプリ化も検討しています。利用率を高めるだけでなく、日々の選挙活動をSNSでの発信につなげる方法も考えています。
これから
これからは、特定の選挙だけでなく、地方選挙全般で使えるサービスにしていきます。ポスター貼り、証紙、受付、会計などを一通りカバーし、スタッフ間の情報共有をより強くし、活動の記録をSNS発信へつなげることを目指します。他の選挙陣営へのライセンス提供も視野に入れ、実際の選挙を経験するたびに改善していきます。
選挙に伴う不合理や面倒な作業を軽くすることで、参加する側の負担を下げ、若者の政治参加につなげたいという思いもあります。
| 期間 | 2026年8月〜 |
|---|---|
| 現在の状況 | 稼働中・ライセンス提供可 |
| 関連リンク | rooz.jp/election |